千葉県幕張の犬猫 動物病院は幕張どうぶつ病院

千葉県幕張にある犬猫の動物病院なら幕張どうぶつ病院。犬猫の血液検査・心電図検査など幅広い治療を実施。トリミングやペットホテルも。緊急疾患のペットのみ夜間診療を行います。

オフィシャルブログ

カテゴリー別アーカイブ: 日記

高濃度ビタミンC点滴療法認定医となりました

IMG_8061

日々バタバタしていて約1か月ぶりの投稿となってしまいました(汗)。

朝から嬉しいお知らせがきました。

11月に認定医講習会を受講し認定医試験を受けましたが、無事に合格することができました。

試験結果の通知が入った封筒を開ける時は、ちょっとドキドキしました^^;。

悪性腫瘍に対する補完療法として、また慢性皮膚疾患や関節疾患、感染症などの治療の一つとして、副作用の少ない高濃度ビタミンC点滴療法を積極的に行っていきたいと思います。

パステル画を描いていただきました♫

DSC_0035

当院に通っていただいている患者さんのご紹介で知り合った画家のTOKIKOさんに絵を描いていただきました。
題名は「田舎での休日」
休みを利用して田舎で自分の好きな犬と猫とのんびり釣りをしている様子を描いてもらいました。
田舎のイメージは私の父親の生まれ故郷である愛媛県の面河村(今は市町村合併で久万高原町になりました)です。
子供の頃は毎年夏休みになるとお婆ちゃんに会いに長期間帰っており、村を流れる綺麗な川で毎日朝から夕方まで泳いだりして遊んでました。
大人になってからはなかなか田舎に帰ることが出来なくなっていますが、自分の子供を連れて川遊びさせたいですねぇ。
病院内で履いているクロックスのサンダルもしっかりと描いてもらってます(笑)。
近くで見てもらうとわかるのですが、色使いなどがとても細かく描かれています。
自分をモデルにして絵を描いてもらったことなど初めての経験でしたので、完成品を見て興奮しました^^。
TOKIKOさんありがとうございました!!!。

点滴医療研究会のセミナーに参加してきました

DSC_001022日の午後から23日にかけて病院をお休みさせていただき、点滴療法研究会のセミナーに参加してきました。

今回メインで受講したかったのは高濃度ビタミンC点滴療法という治療法の勉強でした。

会場にはたくさんの医師、歯科医師に混じって獣医師の先生方も参加されていました。

医師がメインの勉強会に参加するのは今回が初めてでしたが、とても興味深い話を聞くことができ大変勉強になりました。

人間と一緒で動物も高齢化が進み、癌を発症する子も増えてきています。

そんな中で飼い主さんとお話ししていると、「なるべくこの子が苦しまないような治療を希望します」と言われる方が多いです。

手術、抗がん剤、放射線療法という標準治療の効果を増強させつつ負担や副作用を抑える補完治療の目的で、また標準治療の代替治療として今回勉強した高濃度ビタミンC点滴療法を当院でも取り入れようと思っております。

薬浴&メディカルシャンプー

・当院では薬浴&メディカルシャンプーにクワトロシステムを使用しています。クワトロシステムとは、皮膚疾患に精通した獣医師グループによって開発された最上級のスキンケアシステム複合機です。

kuwatoro1

✰オゾンシャワー・・・水への溶解度が酸素の約15倍もあるオゾンをシャワーノズル部分で水に混ぜ込む方法で動物に対してシャワーします。オゾンの酸化力により細菌・真菌・ウイルスなどの細胞膜に対して酸化・分解を起こす結果、消毒殺菌効果を発揮します。また使用するオゾン濃度は低濃度のため、マイルドな酸化刺激が動物の免疫系の働きを活性化し、抗炎症効果や細胞代謝の活性化作用があります。

ozon またオゾンは空気のみが原料ですので、数分で自然分解され酸素に戻るために残留毒素がなく、動物にやさしい安全なものです。

✰オゾンマイクロナノバブル温浴&ハイドロコーミングジェットバス・・・ナノテクノロジーを応用した新しい皮膚洗浄方法です。1ℓ中に約10億個のオゾンナノバブルを発生させ温浴することで、毛穴の奥の老廃物を除去しきれいにします。これを使用することにより除菌&脱臭はもとより、傷んだ皮膚や被毛の再生を促進します。

micro3micro

✰炭酸泉温浴・・・弱酸性(ph=4.5)の気体である炭酸ガスが溶け込んだを含んだお湯に浸かります。炭酸ガスが皮膚から吸収されると毛細血管が開いて多くの血液が皮膚表面に流れるようになります。それによ血液循環が改善され疼痛物質や老廃物を効率よく排除&新陳代謝が活性化し、自律神経への作用によりリラックス効果が得られ、毛づややドライヤー後のふんわり感が良くなります

IMG_7661

オゾンシャワー中

IMG_7662

マイクロナノバブル中①

IMG_7663

マイクロナノバブル中②

IMG_7674

炭酸泉温浴中①

IMG_7680炭酸泉温浴中②

薬浴&メディカルシャンプーをご希望の方はお電話にてご予約下さい。

本日のカワイコちゃん♫

IMG_7747今日診察に来てくれたジェックラセルテリアのメリ子ちゃんです。

行きつけのトリミングサロンでドキンちゃんを描いてもらっていました^^。

IMG_7748アップにするとこんな感じです。

けっこう細かく描かれてますし、カラフルで可愛いですよね。

IMG_7745そしてメリ子ちゃんの弟分のケリィ君です。

ケリィ君はコキンちゃんが描かれています。IMG_77442週間前に診察に来てくれた時に初めて見せてもらったのですが、その時から殆ど色落ちしていないです。

飼い主さんによると数か月はもつらしいです。

2匹ともお揃いで可愛いですねぇ^^。

お母さんに「先生もやってみたらどうですか?」って勧められましたが、

「絵心ないので無理です・・・。」

と丁重にお断りしました(笑)。

少し自分が描いている姿を想像してみましたが、失敗してアタフタしているイメージしか浮かびませんでした^^;。

直線偏光近赤外線(NIR)を利用した肝局所温熱治療(LLHT)

IMG_7642LLHTの治療中のチワワのうにちゃんです。

普段カメラ目線は滅多にしないとお母さんが仰っていましたが、何故かこの日はバッチリカメラ目線でした(笑)。

8月に大きな手術を乗り越えたうにちゃん

術後の肝酵素の下がりが点滴をしているにも関わらず悪かったので、週に1回NIRを利用したLLHTに通ってもらっています。

この処置の目的としては、免疫力の増加や悪液質の改善効果を期待しています。

今日で4回目の照射となりましたが、1.85kgだった体重も2.05kgまで増え、食欲も安定してきたそうです。

肝臓の悪い子に限らず、腎不全などの慢性疾患を持つ子達にも同じ目的で応用しています。

照射に15分かかりますが、皆大人しく処置を受けてくれています。

うにちゃん今日もお疲れ様。

また頑張ろうね^^。

最近のトリミング&シャンプー♪

ここ最近来てくれたカワイコちゃん達をご紹介したいと思います^^。

IMG_7391ホテル中にトリミングをしたチャッピーちゃんです。

サッパリとサマーカットでキリリと男前に♫。

IMG_7493ホテル中に薬浴シャンプーをしたうめこちゃんです。

お腹のアレルギー症状がだいぶ落ち着いてきて、お母さんもホッとされてました^^。

またシャンプー頑張ろうね。

IMG_7510美人マルチーズのユキちゃんです。

さっぱりしたね♪。

IMG_7529ティキちゃんです。

お母さんのリクエストでモヒカンカットに^^。

カッコいいーー。

病院に来ると震えて声が出なくなるティキちゃんですが、お家に別の子を往診に行ったときはずっと吠えてました(笑)。

IMG_7568最後はモシャモシャ元ちゃんでしめましょうか^^。

本日も可愛く来院です。

IMG_7576さっぱり元ちゃんです。

いつもはニコニコ笑っている写真が多いですが、今日はキリっとしたイイ男で写っていますね♪。

直線偏光近赤外線(NIR)治療器を導入しました

IMG_7511当院にて新しい機材を導入しました。

直線偏光近赤外線(NIR)治療器(Super Lizer Hyper5000A2J)です。

光の中で最も生体深達性の高い波長帯である600~1600nmの波長を放出します。

光線作用とその輻射熱の両作用によって、組織血流の改善、神経興奮性の抑制、筋弛緩および創傷治癒の促進や疼痛緩和作用などの効果が認められています。
ヒト医療では、炎症性の痛み、外傷(急性期を過ぎたもの)、関節炎およびリウマチ、皮膚疾患、口腔外科領域、突発性難聴、顔面麻痺、肩こり、膝関節症、自律神経疾患など幅広い症状に対して使用されています。

動物においても一般的にヒトと同様に炎症・疼痛管理や創傷治癒の促進に用いられています。

直線偏光近赤外線(NIR) の長所と短所は以下になります。

・長所・・・痛みを伴わない、感染や出血の危険が全くない、特殊な技術を必要としない

・短所・・・治療効果に時間がかかる、治療期間が長期化する場合がある

実際に当院にてNIR治療を行ったワンちゃんとネコちゃんの例をご紹介します。

IMG_7268椎間板ヘルニアの術後管理としてNIR治療を行ったダックスちゃんです。

痛くない治療なので大人しくやらせてくれました。

IMG_7269MRIにて炎症が疑われた脊髄部位に対して左右両側からNIRを照射しているところです。

IMG_7272慢性口内炎のネコちゃんに対して、皮膚の上から口腔内に向かってNIRを照射しているところです。

ステロイド剤を使用しないとすぐに食欲が減退し、よだれが増える子でしたが、レーザー照射を定期的に行う事によりステロイドの投与間隔が延長し、口腔内の炎症も改善傾向に向かっています。

口の中が炎症で痛い子は口を開かれるのを極端に嫌がりますが、口を開かずに皮膚の上からNIRを当てるだけですので、慣れてくれると大人しくやらせてくれる子が多いです。

最近ではインドシアニングリーン(ICG)という試薬のの光特性とNIRの波長を利用し、光線温熱療法(PHT)ならびに、PHTに局所抗がん剤を併用する光線温熱化学療法(PHCT)による表在性腫瘍の治療法や、新たに開発されたICG修飾リポソーム(ICG-lipo)と光を用いて深部腫瘍に対して行う光線免疫誘導治療法なども報告されており、悪性腫瘍に対する外科療法・化学療法・放射線療法以外の新たな選択肢の一つとして注目されています。

潜在精巣(陰睾)について

精巣は胎児の頃にはお腹の中にありますが、犬では生後1~3カ月齢になる頃には左右2つの精巣が陰嚢の中に移動します。

原因としては遺伝疾患であると考えられています。

潜在精巣のデメリットとしては、

①腹腔内および鼠径部皮下に停留している状態のままでは精子形成が全くない

②遺伝性疾患と考えられているため、その犬を繁殖することはよくない

③老齢化と共に、精巣腫瘍が起こりやすくなる

の3点になります。

犬における潜在精巣の発生率は2%(7%未満ともいわれる)程度ですが、潜在精巣の腫瘍発生率は10~15%とされています。

犬では3種類の精巣腫瘍があり、そのうちセルトリ細胞腫の約30~50%は潜在精巣に発生します。

エストロジェン(女性ホルモン)を過剰に産生するタイプのセルトリ細胞腫では、脱毛、皮膚の状態悪化、皮膚の色素沈着、乳頭の腫大などが生じることがあります。

また高エストロジェン血症に陥った10~20%の犬では骨髄抑制による汎血球減少症(初期は白血球増多症)の発現はしばしば致死的となり注意が必要です。

実際に潜在精巣が腫瘍化してしまったワンちゃんの例をご紹介します。

先月12歳の未去勢のワンちゃんの手術をした時の写真です。

IMG_7402今年行った健康診断のX線撮影にて腹腔内に大きな腫瘤陰影が確認されたことと、2005年から片側の腹腔内潜在精巣を指摘していた経緯から開腹手術を実施しました。

お腹を開けたすぐ下に大きな腫瘤が確認でき、予想通り潜在精巣が腫瘍化したものでした。

私の片手だけでは持てないくらいの大きさでした。

IMG_7407同時に陰嚢内にある正常な精巣も摘出しました。

大きさが全然異なるのが一目瞭然ですね。

病理組織学検査の結果は「セルトリ細胞腫」でした。

このワンちゃんは無事退院し、先日抜糸が完了しました。

病理検査の結果悪性細胞が確認されているため、今後も定期的な観察が必要になってきます。

みなさんもオスの犬や猫を飼われている場合、陰嚢の中に精巣が2つあるか確認してください。

もし陰嚢の中に精巣が一つしか触れない、あるいは全く精巣がない場合には獣医師に相談してください。

子宮蓄膿症について

子宮蓄膿症とはその名の通り子宮に膿が貯留する病気のことを言います。

犬・猫ともに幅広い年齢層で発症(平均年齢8歳前後)しますが、特に犬においては発情後8週間前後に症状を示すことが多いです。

避妊手術をしていない子で以下の症状を現している時は要注意です。

  1. 外陰部の腫れ
  2. 血様~膿様のオリモノを排出 →しきりに陰部を舐めることにより飼い主さんが気付かない場合があります
  3. 水を飲む量が増え、排尿量も増える
  4. お腹が膨れる
  5. 元気消失、食欲不振、発熱、嘔吐、下痢など

診断法としては腹部のX線検査、超音波検査で拡張した子宮を確認し、血液検査&血液凝固系検査を行います。

病態が進行している状態ですと腎不全や敗血症性ショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)を誘発し死に至る疾患です。

治療法は外科的手術による卵巣子宮全摘出術が最も有効とされています。

飼い主さんに理解していただきたい事としては、

  • 統計的に高齢の雌における死亡原因の上位疾患であること
  • 術中および術後にに起こりうる合併症としてエンドトキシンショック、腹膜炎、術後腎不全があること
  • 内科療法では一時的に良化しても再発の危険性があること

です。

術後の合併症の管理のために数日間の入院治療が必要となります。

先日行われた子宮蓄膿症を発症したワンちゃんの手術をご紹介します。

IMG_737112歳のワンちゃんで、「お腹が膨れてきた」との事で来院されました。

X線検査、超音波検査にて子宮の拡大像が確認されたため手術を行いました。

麻酔を導入して寝かせた状態ですが、お腹がはち切れそうな状態です。

IMG_7375お腹を切開して中から出てきた子宮です。

助手が子宮を支えないと落ちてしまうくらいに大きいです。

IMG_7381摘出した卵巣と子宮です。

この子の体重は手術前に22kgあったのですが、摘出した子宮は5.5kgもありました。

もともとポッチャリしたワンちゃんだったので飼い主さんもチョッと太ったかなと勘違いしてしまう事も多いです。

IMG_7380またこの子は発情を抑えるインプラントを他院にて埋め込まれており、同時に摘出しました。

このインプラントを長期間挿入していると子宮蓄膿症や乳腺腫瘍の発生率に影響をおよぼす危険があると言われていますので、現在は殆どの病院で使用されなくなっています。

IMG_7378術後の写真です。

パンパンに張っていたお腹がかなり凹みました。

ワンちゃんも5kg以上の重しをお腹に抱えてきっと苦しかったでしょうね。

術後の合併症が無ければ子宮蓄膿症の生存率は9割以上と言われています。

現在では将来交配をする予定の無い雌の犬猫に対して避妊手術により乳腺腫瘍の発生率を低下させたり、卵巣腫瘍や子宮蓄膿症の予防として推奨しています。