ブログ|幕張どうぶつ病院

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今年最後の勉強会とインタビュー

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先週の火曜日は今年最後の眼科カンファレンスに行ってまいりました。

毎月1回ペースで開催されていますが、新しい情報や技術をアップデートし、我々に教えてくださる斎藤先生には本当に感謝です。

今回一番興味を引かれたのは角膜の重度潰瘍に対する羊膜移植でした。

医学の眼科分野ではすでに取り入れられているようですが、今度動物に対して適応が出来る体制が整えば、手術時間の短縮や眼球の術後負担などが軽減されることになるので期待大ですね。

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獣医中医学研究会で毎月発行されている冊子に私のインタビュー記事が掲載されました。

インタビューなんて人生で初めてだったのでチョッと緊張しました^^;。

新しいフリーズドライ製品の取り扱いのお知らせ♪

今までオリジン社のフィリーズドライトリーツ(チキン、ダック、イノシシ)を取り扱ってきましたが、カナダでの鳥インフルエンザの影響でチキンとダックが製造できなくなり、ワイルドボア(イノシシ&ブタ)のみの販売となっていました。

今回レッドハート社から新しいフリーズドライトリーツが販売されることになり、当院でも食餌療法の一環として取り扱いを始めました。

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味の種類は4種類です。

・カンガルー

・シャーク

・エミュー

・ラム&トライプ

です。

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1つ当たりの大きさはこのくらいですが簡単に割ることができるので、普段のおやつだけではなく、食餌へのトッピングや、水を加えることで生肉食として食べることも可能です。

特に当院の飼い主さんは手作り食を作られている方が多いので、「冷蔵庫のお肉がなくなっちゃった」、「今日は作るの面倒」、「時間がない」なんて時の手抜きレシピの一つにタンパク源の代替品として大いに使えると思います。

イヌネコ共用で食べれますので安心です。

製品の特長としては、

①非加熱のフリーズドライ製法のため生原料の栄養を損なわず(加熱によるタンパク質の変性がない)、水で戻して水分の多い生肉食として摂取でき、腐敗しにくく長期保存が可能。

②記載の原材料以外は一切使用しておらず、無添加のおやつ。

③オーストラリアはBSE、口蹄疫、鳥インフルエンザといったどうぶつの疾病が発生していないため、安全で健康なお肉で無添加の「おやつ」を作ることができる。

④新奇のタンパク源を使用し、シングルプロテイン(お肉を1種類に限定)レシピで、食物アレルギーのある犬・猫に適している。

⑤新鮮な生肉を95~99%使用しているため、嗜好性が高く消化しやすい。

といった特徴があります。

今日から販売開始しますので是非お試しください。

イヌネコ用手作り流動食の作り方♪

今日は飼い主さんから一番リクエストが多い手作り流動食の作り方を載せたいと思います。

まず一般的な手作り食を作る際もそうですが、体重に合わせて以下の材料の計算を行います。

 

①体重当たりに必要なタンパク質のグラム数を計算し、加える肉や魚の量を決定

②加えるタンパク源に対して適正な量の野菜、内臓肉、骨の量を計算し決定

③食餌を給餌する直前に加えるオメガ3脂肪酸の量を計算し決定

 

以上の項目が計算出来たら調理に取り掛かります。

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今回は鶏の手羽元、ハツ、砂肝、膝軟骨を用意してみました。

購入先は美浜ニューポートにあるロピアです。

ロピアの良いところは鶏ハツが単品で販売されているところですね。

普通のスーパーだと鶏ハツとレバーがくっ付いた状態で売られているので、バランス的にレバーがかなり過剰になってしまいます(余ったレバーはヒトが食べればOK)。

ちなみに豚ハツも1個丸々売っています。イオンは豚ハツの切り身が売っていましたので見た目がダメな方は切り身を購入されるといいと思います。

よく飼い主さんに「先生~、内臓は見た目が気持ち悪いから触れない~!」って言われます(笑)。そういう場合は切り身を売っているスーパーを探してみましょう。

あとは皆さんにお勧めしているのがTWINBIRD社から出ているスロークッカーです。

http://www.twinbird.jp/products/ep4717.html

これはとても便利で、スイッチ入れれば翌日までほぼ何もしなくていい優れものです。

楽天などで3000円くらいで購入できますから是非お試しください。

豚の角煮とか作ったら美味しいですよ^^。

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まずは手羽元のお肉を入れ、

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お水を入れた後にりんご酢を1周グルっと入れます。

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そして蓋をして弱火にスイッチを合わせて翌日まで様子を見ます。

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使うお肉にもよりますが、今回は手羽元なので皮からの油が表面に浮いてきます。

その油はおたまで何回かとってください。

これでスイッチを着けてから24時間待ちます。

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翌日スープが出来上がったら内臓肉を細かく切っていきます。

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ステンレスのお鍋に入れて、

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出来上がった骨スープを内臓肉の入ったお鍋に肉が浸るくらい入れます。

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弱火で煮込みます。

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グツグツと煮立ったら火を止めて10分間そのまま放置して蒸します。

これで蒸した内臓肉の出来上がり(A)。

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24時間煮込んだ骨スープは手羽元の骨とお肉が自然と分離します。

このまま味付けして自分が食べたいですよね(笑)。

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お肉(B)と骨に分けます。

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骨は手で簡単に割れます。

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キッチンバサミで細かくしていき、

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骨の細切れが出来上がり。

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骨を細かくしたものをミキサーに入れ、

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骨スープをミキサーに加えます。

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ミキサーを回し、これで骨のペーストの出来上がりです(C)。

ここまでの手順が一般的な手作り食の流れです。

(B)を中心に(A)と(C)を加え、これに野菜の量を計算し混ぜ、最後にオメガ3脂肪酸を添加すれば完成です。

手作り流動食はここまでで作り置きしてある、お肉、内臓肉、野菜を1回量それぞれ計算して分量を決定し、ミキサーの中で複数食分混ぜ合わせます。

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流動食ですからお肉などをペーストにするための水分は作り置きしてある骨スープを使用します。

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1度計算して回数分を統一しておくと次からだいたいの目分量でできます。

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粘度が比較的低い方が、シリンジポンプやカテーテルから入れやすくなり、詰まりにくくなるので、そのバランスは骨スープの量で決めましょう。

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最後の仕上げとして作り置きしてある骨のペーストを入れて出来上がりです。

肉、内臓肉、野菜、骨ペーストを作り置きしておけば簡単に流動食は作れますし、この流動食も作り置きが可能なので、あとは仕上げにオメガ3脂肪酸を追加するだけでOKです。

ここで作ったポタージュスープも皆さんにお配りしましたが、喜んで食べてくれた子が殆どで、手作り食やスープをご自宅で作られるようになった方が増えました。

重要なのは体重当たりに必要なタンパク質を計算して、それを中心に内臓肉、野菜、骨(カルシウム)、オメガ3脂肪酸を決めることです。

過剰にあげ過ぎてもそれぞれ良くないので、その子の疾患や嚥下能力に合わせて微調整することが大切です。

比較統合医療学会と点滴療法研究会

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先日は病院を休診にさせていただき、セミナーに参加してきました。

午前中は統合医療学会へ、午後は点滴療法研究会へ行ってきました。

統合医療栄養学セミナーは今回で8回目の講義となり最後の勉強会となりました。

午後の講義は受講できませんでしたが、点滴療法研究会が初の獣医師対象の講義だったため、日本橋の会場から三田の会場まで大急ぎで移動。

手作り食などの食餌での栄養管理と点滴による栄養管理の実践方法ということでとても勉強になった1日でした。

講師の先生にも新しい点滴方法を色々と質問でき、早速院内の治療に応用しています。

点滴療法研究会の講義には医師や歯科医師の方も参加しており、ご自身で飼育されている犬に対してどのように点滴療法を行ったほうが良いかなどの質問も出たりして、新鮮な気持ちで先生方のお話を聞いていました。

オーソモレキュラー療法(分子整合栄養医学)の勉強会にも誘っていただける事になったので、今後も知識を吸収していきたいと思います。

4月の学会&カンファレンス参加

3月から通い始めた比較統合医療学会の栄養学セミナー実践編ですが、第2回目に参加してきました。

今回はなんと犬猫の手作り食を実際に作って学ぶという会で、これが目当てで申し込んだというのもあります。

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場所は目黒で行われました。

4月中旬だったのでだいぶ桜は散っていました。

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学会で調理実習なんて聞いたことありませんでしたし、「参加獣医師はエプロン持参」でした^^。

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まずは今日みんなで作るメニューの説明があり、その後はグループ分けで4組に分かれていよいよ開始です。

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蒸し料理から、手作り流動食、グリーンスムージーまで、4種類の課題料理をグループで作っていきました。

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グリーンスムージーは普通に美味しかったです(笑)。

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個人的に一番知りたかったのが手作りの流動食です。

今回講師の先生から「何か作ってみたい種類の食餌はありますか?」と3月の講義の時に聞かれたので、是非とも手作りの流動食の作り方を教えて欲しい旨をお願いしていました。

今までですと市販の動物用の流動食を使用していましたが、今回教えてもらったレシピだとカテーテルやシリンジポンプからも給餌ができるので、早速当院でも作ってみました。

そちらの記事はまた後程アップしたいと思います。

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ワイワイガヤガヤと集まった皆さんで作った料理が出来上がりました。

このころには夕方になっていましたので、自分もお腹がグーグーなってました(笑)。

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できあがった食餌は講師の荒木先生のワンちゃん達に食べてもらいました。

まぁ美味しそうに2匹とも食べる事(^^♪。

しかも4グループで4つのレシピを作っているので、皆で「流石に食べ過ぎだね^^;」ってなりました。

荒木先生曰く、「今晩はご飯抜き」だそうです(笑)。

いつもの知識だけを学ぶ学会も楽しいのですが、今回はまた違った楽しさがありました。

何人かの先生には「先生の病院でやっている’本日のスープ’っていいアイデアですね!。うちでもやってみようかな」って言っていただきました。

荒木先生には「スープ先生」というあだ名まで付けていただきました(笑)。

やっぱり作り立ての食餌は人間も動物も美味しいに決まってますよね。

今度は当院で作ったポタージュスープについて書きたいと思います。

「真サバとカブのスープ」とそれを待つ子供たち♪

いつも美味しい手作り食を作られているSさんから新しいレシピが届いたのでご紹介します。

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2枚下ろしになっている真サバを良く洗い、熱湯にくぐらせて臭みを抜き、フライパンで表面を焼いて中骨を取ります。

身は焼きすぎると固くなるので、表面を焼き、少し火が入るとヒレ回りの骨、腹部の骨をピンセットで取りやすくなるため、完全に取り除き、よくほぐしながら、骨が無いことを確認します。

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取り出した中骨を鍋に入れ、出汁を取ります。

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中骨でとった出汁に、カブ、カブの葉もみじん切りにし、柔らかくなれば、ほぐしたサバをいれて、ひと煮立ちしたら、すりごまをすり、風味づけにいれたら終わりです。

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この量でチビ君、パッ君2匹で3日分くらいの量だそうです。

 

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ふやかしたドライフードに出来上がったスープを混ぜ、ミョウガを少量トッピングして出来上がりです。

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チビ君は美味し過ぎるのか、がっつくあまりピンぼけしちゃってます(笑)。

パッ君はお利口さんに待てしてますね。

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2匹とも魚ベースのスープが大好きだそうです。

手作りスープを与えてから便の状態もとても良くなり、毎日元気いっぱいだそうです。

このスープをSさんがお友達のFさん家のドーベルマンのルディアちゃんにお裾分けしたところ、とても喜んで飲んでいたと診察の時に聞いており、「Fさんも是非作ってあげたらどうですか?」と提案したんですが、「いやぁ先生、あたしこんな手間かかるスープ作れないよぉ!」って仰ってたんですが、本日メールをいただき、

「母ちゃん、夜なべしてルディアにスープ作りました」と(笑)。

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SさんにLINEで指導してもらいながら作ってあげたそうです^^。

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作っている最中、匂いに誘われてリビングでスタンバってるルディアちゃんの写真も添付してくれました。

「早く食べさせてくれーーー!!!」と鳴いているルディアちゃんと、「チョッと待ちなさいよ、母ちゃん今頑張って作っているんだから!」と言っているFさんの光景が目に浮かびます(笑)。

良かったね、ルディアちゃん(^^♪。

栄養セミナーに参加してきました♪

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3月6日(日)は休診にさせていただき、比較統合医療学会の「統合医療栄養学セミナー実践編」に参加してきました。

去年、4回に分けて基礎講習会で最新の栄養学を学び、当院の患者さんでも手作り食や骨スープ、グレインフリーフードなどをご自宅で実践されるかたが非常に増えました。

中には「こんな手作り食作りましたよ~!」や、「こんな手作りおやつ作りましたよ~!」と写真を見せてくださったり、メールで報告してくださったりと、逆にこちらが楽しませてもらっています(笑)。

今回は「実践編」ということで、前回よりもより細かい内容になっていました。

・食べ合わせ

・塩分

・脂質の質とバランス

・肉付き生肉(RMB)の活用

・食物繊維について

などを具体的な手作りレシピとともに色々と教えていただきました。

手作り食を作る際に飼い主さんに指導できるレシピが増えました。

またその中で早速取り寄せたのがこちら↓。

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スピルリナです。

当院でもユーグレナ(ミドリムシ)を動物用に扱っていましたが、いかんせん価格がお高い。

スピルリナは藻の一種ですが、クロレラやミドリムシに比べてお値段が安価で手に入ります。

しかも消化吸収が2時間で95%と早く、ビタミン、ミネラル、蛋白質なども豊富。

手作り食を毎日用意するのは大変。

お肉を用意して、内臓を用意して、骨を用意して、野菜を用意して、オメガ3脂肪酸やその他サプリメントを用意して・・・とバランスを考えると慣れない最初のうちは想像しただけで「自分にできるかな?」って皆さん思ってしまいます。

そんな中、きちんとした栄養素が入っていれば手抜きレシピだってありなわけです。

「お肉は用意できるけど、お野菜をペースト状にしたり蒸したりするのが今日は面倒だなぁ」って日にスピルリナ使うと便利ですよって教えていただきました。

まずは飼い主さんに勧める前に、毎度のことながら自分でお試しと思い購入してみました。

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ヒトの1日量は40錠。

チョッとこの数だけでもひいてしまいますが(汗)、2回に分ければ難なく飲み込めました。

その後添付されていた説明書を見たら、

「初めての方は5粒から始めましょう」

と書いてありました・・・。

スピルリナはビタミンCが含有されていないので、いつも飲んでいるこちら↓

リポカプセルビタミンC

 

リポカプセルビタミンCと一緒に飲もうと思ってます。

消化管の状態によっては下痢したり便秘になったりするらしいので、少量から様子を見ながら使っていった方が良いですね。

来月は実践編の第2回目になるのですが、何と料理学校を借り切って調理実習のような形で行うそうです。

実践編に申し込んだ理由の一つにこの調理実習があったので、今からとても楽しみです。

また新しいレシピを作ったらブログでご紹介しますね。

眼科&循環器の勉強会と今月のスープ♪

今月は診療時間を短縮して、2つの勉強会に行ってまいりました。

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一つ目は毎月通っている眼科カンファレンスでした。

今回の斎藤先生のお話で印象深かったのは、

「きちんと白内障およびその合併症について説明のできる獣医師はまだまだ少ない。飼い主さんは眼を痛がったり目やにが多くなると病院に連れてきてくれるが、視力が落ちたら年齢なので仕方ないと諦めてしまう。獣医師も歳だから白内障は仕方ないねと説明する人がいる。僕はもし自分が目が痛くなったり目やにが増えたりするのは少しは我慢できるけど、視力がなくなって見えなくなるのは我慢できない。」

という言葉でした。

白内障やその合併症であるブドウ膜炎や緑内障は視力がなくなることがあります。

実際に当院の患者さんが斎藤先生の病院で成熟白内障の手術をしてもらった後、目が見えるようになり、見違えるように元気になった子がいます。

動物だっていつまでも大好きな飼い主さんの顔を見ていたいですよね。

お散歩だって景色を見ながら歩いた方が何倍も楽しいでしょうし。

今回の斎藤先生の言葉はすごく心に刺さりました。

これからももっと眼科を勉強していきたいと思いました。

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二つ目は循環器の講演会でした。

循環器専門医の先生お二人のお話を聞くことができました。

犬や猫の高齢化によって循環器疾患を抱える子達も増えてきています。

2016年に発表された論文のお話もあり、行って良かったです。

今後の診療に早速取り入れたいと思いました。

 

 

さて今月のスープのコーナーです(笑)。

 

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チビちゃん&パッ君ママから「イオンでマグロの解体ショーやってて中骨買ってきたからお裾分け~!」とわざわざ病院に下ろしたてのマグロの中骨を持ってきてくださいました。

見るからに新鮮^^。

一晩コツコツ煮込んで皆さんにお配りしました。

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お次は今回初めての試み。

「鹿」のゲンコツです。

北海道から取り寄せてみました。

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鹿だけにけっこう大きな骨だったので、半分に折ってお鍋に入れます。

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そして鹿のスネ肉を2㎏購入。

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一口大に切ります。

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一晩煮込んだゲンコツのスープに入れます。

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コトコトとさらに一晩煮込みます。

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できあがり。

調理して思ったのは他の獣肉に比べて脂が少ないのが特徴でしょうか。

ただオメガ3脂肪酸に関しては他の獣肉に比べ鹿肉は豊富ですから、マグロの中骨とのローテーションでスープを作ってもいいかもですね。

魚の匂いが苦手なワンちゃんネコちゃんにはお勧めですね。

是非お試しください。

迷子のお知らせ

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迷子のお知らせです。

本日花見川沿いにあるしらさぎ公園付近を1匹で歩いているところを保護されました。

体重は2.56㎏で未去勢の男の子です。

左右の睾丸の大きさが非対称です。

両眼の白内障、僧房弁閉鎖不全症による心雑音が確認できます。

マイクロチップリーダーではチップは確認できませんでした。

お心当たりのある方は、当院までご連絡ください。

眼科カンファレンス参加とチビ君&パッ君ママの鰯のつみれスープ♪

11月眼科カンファレンス

 

11月1日に毎月参加させていただいている眼科症例カンファレンスに行ってきました。

今回は斎藤先生がアメリカの獣医眼科学会で発表された内容を聴くことができました。

それと人間のドライアイの定義は犬猫に全て当てはまるのか?という議題。

とても勉強になりました。

毎月参加していても毎回新しい知識や経験談を聞かせてもらえるのでとても楽しいです。

来月で150回目となりますが、私が開業する前にこのカンファレンスがスタートしているのでもう12年以上になります。

時が過ぎるのがあっという間です^^。

 

 

さて、いつも当院で作っているスープなどを今までご紹介してきましたが、今回は飼い主様から「先生、こんなの作ったけど美味しそうに食べてたよ~!」とメールをいただいたので、皆さんにも是非ご紹介したいと思います。

今回のレシピはM・ピンシャーのチビちゃん&パッ君ママのSさんに教えていただいた「鰯のつみれスープ」です♪。

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①鰯は、頭を取り、腹を斜めに切り内蔵を取り、綺麗に洗います。

(ここで、中骨の上に人差し指で、腹から尻尾にかけて、開くと手開きできて、尻尾を折り尻尾からはがすと、中骨が綺麗にとれますよ)

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②洗った鰯を、ぶつ切りにして、洗った生姜を小分けに切り、一緒にミキサーします。すると、中骨までも分からなくなります。(犬用なので、念のためさわって骨チェックしました)

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③2本のスプーンで互い違いに成形し、少量なので、フライパンで、蒸し焼きにしました。

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④我が家は、大根野菜スープをいつも犬用に作ったのがあるので、ハンバーグにし、トッピング風にしました。

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⑤同時に鰯の水煮も作ってみました。2時間煮ると身は軟らかくなり、翌朝にはさらにホロホロに。

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⑥鰯のつみれと大根の野菜スープにドライフードを足しました

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⑦こちらは鰯の水煮とドライフードです。

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調理中待ちきれないお二人さん(笑)。

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チビちゃん「いただきまーす!」

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パッ君「待った甲斐があったよー!」

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上記のやり方に人参などのお野菜を混ぜてハンバーグを作っても良いかもしれないとのことでした。

チビちゃん&パッ君のお父さんも鰯のつみれが大好きだそうで、奥さんが作ったことをお話したら楽しみにされていたそうですが、2匹がとても美味しく食べてしまって、つみれが1個しか残らなかったらしく、お父さんは「何故俺は1個だけなんだ・・・」と凹んでしまったそうです(笑)。

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次の日にお母さんがさらに鰯を買い込んで、3人のためにいっぱい作ったそうです^^。

素敵なご家族ですね。

魚1匹丸々使っていますから、カルシウムやオメガ3脂肪酸のバランスなども他の獣肉よりも優れているので素材としてはとても理想的ですね。

Sさん、また新しいレシピお待ちしてま~す!。